あなたのみらいがふくらむまち
海野隆議会報告
焦点の補正予算は承認
●選挙でも大きな争点となった談合和解金を財政調整基金に積み立てる平成23年度補正予算は臨時議会で「町長による専決処分」を承認しました。
●討論では飯野良治議員が説得力のある賛成討論を、共産党の永井義一議員が反対討論を行いました。採決は賛成11人、反対6人でした。もちろん私は賛成しました。反対は浅野栄子、藤井孝幸、久保谷実、吉田憲市、佐藤幸明、共産党の永井義一の各議員でした。
●この談合和解金は、平成6年の霞クリーンセンター建設工事の談合行為が、公正取引委員会の平成18年6月27日付審決を、平成21年10月6日の最高裁判所決定により確定したことを受けて,川崎重工業株式会社が町に解決金4億9,000万円を支払うことで和解したものです。
●当時の議会多数派は「我々からすれば当てにしない金が入る。この4億9,000万のうち4億3,600万を使えば,阿見町町内の被災住宅の補修には十分対応できる」と、この談合和解金を震災被害にあった家屋や塀の補修に補助すべきだと主張しました。今回反対した議員も同様の主張でした。
●しかし、この主張には大きな誤解があります。すでに返済は終了していますが霞クリーンセンターは起債という借金をして整備されたものです。借金が談合によって膨らんだということですので支払われる和解金は本来、町の借金返済に充てるべきものです。会計上の見かけによって天から降ってきたようなお金に見えているだけなのです。
●震災によって傷んだインフラを復旧し、特に子供たちの命を守るために学校施設の耐震強化を急がなければなりません。そうしたことにこそ和解金を使うべきだというのが私の主張です。
●震災被害者への支援は新しい基金をつくるなどの工夫が必要です。
◎名刺型パンフレット◎
私はこの名刺型パンフレットを持って、皆様のご意見やご要望をお聞きしています。皆様のお宅を伺いますと、いろいろなお話をお聞きすることができます。それはとても楽しいことです。時には、法律による解決をご相談いただくこともあり、弁護士事務所をご紹介しています。
新年のご挨拶
新年おめでとうございます
昨年の大震災と原発事故ではこの世の無常さを思い知りました。私のことでは阿見町参与の退任、弁護士法人フェニックスへの所属、兄の那珂市長就任などがあり、特に市長選挙では皆様の格別なご支援をいただき感謝しております。心機一転、来る三月に阿見町議会議員選挙に挑戦します。お知り合いの方々にお声を掛けていただければ幸いです。辰年は「ふるう」「ととのう」という年だそうです。皆様にとりまして最良の年になりますよう祈念致します。
〒300-1152 阿見町荒川本郷1338-15 C-2
みんなの党 海野隆事務所
まいあみ希望通信VOL1-原子力災害を考える
3月11日の東日本大震災から間もなく9か月が経とうとしています。地震による大津波に襲われた福島第1原発は原子炉内の冷却機能を失い、重大な放射能汚染事故を引き起こしました。原発の安全神話はこの日を境に大きく崩れたのです。
いま阿見町は茨城県内1のホットスポット自治体と言われています。放射能の除染対策は急務です。私たちはこの放射能汚染からどのように自身や家族の身を守り、かけがいのないふるさとの環境や農業・漁業などを守るべきか真剣に考える必要があります。
今回の東日本大震災で阿見町も大きな被害を受けました。自然災害が少ないというのが阿見町の自慢でしたが、今回のような広域的な原子力事故災害ではその安全神話も役に立たないことが明らかになりました。
阿見町には、地域防災計画があります。地域防災計画は、二つの大災害時に住民を守るために必要な手順を定めています。その二つとは、「風水害」と「地震」です。霞ヶ浦に面した地域等では、斜面等でがけ崩れや河川沿線では水害が想定されています。しかし、福島県を中心として東日本全体を困難に直面させている原子力災害については、まったく想定されていませんでした。