茨城県内市町村のラスパイレス指数
ラスパイレス指数(ラスパイレスしすう、Laspeyres Index)とは、ドイツの経済学者、エティエンヌ・ラスパイレス(英語版)が1864年に提案した、加重平均によって算出された指数です。経済や金融の文脈でラスパイレス指数が使われる場合は、物価指数の一つを指します。
日本における行政の賃金の比較の文脈でラスパイレス指数が使用される場合は国家公務員と地方公務員(地方公共団体の公務員)の基本給与額(すなわち給料のみ)を比較する指数を指します。
阿見町は茨城県内44市町村中、上から第4位で107.7となっています。ちなみに第1位は東海村、2位は水戸市、3位が大子町となっています。国家公務員が東日本大震災に伴う2年間の給与削減のため、通常よりも低くなったために、地方公務員はその分高くなりました。
国は、地方にも国家公務員と同様の給与削減を求めており、地方交付税を削減して算定しています。地方が給与を削減しない場合、その原資は他の予算を削って生み出すということになります。阿見町では、どのような削減率・削減額になるのか議会の注視が必要です。
私は、平成25年3月議会で、しっかりと発言しておきました。
住み良さランキング2013・東洋経済
全国の自治体の住みよさを競う東洋経済社の全国都市データパックがあり、茨城県内では、守谷市(全国5位)やつくば市、鹿嶋市が50位以内にランクインして話題になりました。関東地方で20位以内に入った県内の都市は、守谷市、つくば市、鹿嶋市、土浦市、那珂市、神栖市、牛久市、水戸市の8市でした。
http://www.toyokeizai.net/corp/release/2012/20120619_4.pdf
残念ながらランキングは「市」のみを対象にしていますので阿見町はランク外です。しかし、町村も対象になるとすれば、都市機能の充実、文化施設の整備、交通の利便性などの多くの指標を考えると、阿見町がランクインするのは間違いないものと思います。
多くの指標の中で、特に高い評価を受けるのは図書館の充実ぶりです。特に、茨城大学農学部図書館、茨城県立医療大学図書館が自由に利用できるというのは、全国の自治体の中でも極めてまれな例です。大学図書館は夜間10時まで開館しており、また町立図書館の閉館日も開館するなど(逆もあります)、相互に補完しあっています。町民の方々でも知らない方も多いようですが、阿見町は「住みたくなるまち」のナンバーワンです。